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16. カスタマイズ

16.1 全般の設定

全般の設定ウィンドウを開くには

することで開くことができます。

16.2 各項目の説明

(受信)タブ

外部プログラム

メールの受信に外部プログラムを使用するを選択すれば、 Sylpheed本体の受信部を使用せずにそのプログラムを利用して受信を行います。

ローカルスプール

スプールから取り込むを選択すれば、 "[スプールディレクトリ]/[ユーザ名]"のファイルからメッセージが取り込まれます。 取り込み時に振り分けるを選択すれば、取り込み時に振り分けられます。

新着メールを自動チェックする

チェックすれば指定した時間ごとに新着メールをチェックします。

起動時に新着メールをチェックする

Sylpheed起動時に新着メールを自動チェックします。

受信後に全てのローカルフォルダを更新する

メールの受信にprocmailなどの外部プログラムを使って直接MHフォルダにメッセージを取り込んだ場合フォルダの情報は自動的に更新されないので、これを有効にすることで最新の状態に更新できます。

ダウンロードする記事数の上限

ニュースフォルダに未取得の記事を取得するときの記事数の上限を指定できます。 0を指定すると無制限になります。取得済みの記事数は影響しません。

(送信タブ)

外部プログラム

"メールの送信に外部プログラムを使用する"を選択すれば、Sylpheed本体の送信部を使用せずにそのプログラムを利用して送信を行います。

送信したメッセージを送信控に保存する

送信エンコーディング

メッセージを送信するときの文字コードを選択することができます。

iconvを有効にしてコンパイルされたときは多くのコードセットを選択することができます。

通常は"自動設定"を推奨します。 ちなみに、日本語ロケールが設定されている場合、ISO-2022-JPが選択されます。

UTF-8等も使用することもできますが、相手が読めると確認できる場合のみ 使用してください。

(作成)タブ

署名

自動的に署名を挿入するを選択すれば、メッセージ作成時に最後の方に 自動的に署名が挿入されます。

[設定されている署名の区切り]
[各アカウント設定の署名ファイル]
というように挿入されます。

エディタ

返信時に自動的にアカウントを選択する

To: に書かれたアドレスからアカウントを判断し、 自動的に返信時のアカウントを決定します。

返信時にメッセージを引用する

返信するとき、引用するかどうか指定します。

返信ボタンでメーリングリストに返信する

ツールバーの返信ボタンを押した場合にメーリングリストに返信します。

(引用)タブ

引用の書式

引用符と引用の形式を設定します。

?x{expr}は、xが指定されていればexprを表示します。 例えば、?s{件名: %s}というように使えば、 件名が指定されているときのみ"件名: (件名)"という表示ができます。

引用符に設定した文字列が、>で、 引用の形式が

On %d
%f wrote:

%Q
だった場合
On [日付]
[差出人] wrote:
> 元のメッセージの文章
> 2行目
というように引用して返信時に引用されます。

記号の説明ボタンをクリックすれば、%で始まるものの説明がでてきます。

転送の書式

転送の書式も同様です。

(表示)タブ

ここの項目は表示だけであり、メッセージ本体には影響を与えません。

フォント

メッセージを表示するフォントを設定できます。 横の"..."ボタンを押せばフォント選択ダイアログを呼び出せますが、 あまりお薦めはしません。

ちなみに、マニュアル作者は

-alias-fixed-medium-r-normal--12-*-*-*-*-*-jisx0208.1983-0
に設定しています。基本的に、固定幅フォントに設定することをお薦めします。 メニューなどのフォントを設定する場合についてはFAQを参照してください。

ヘッダの項目を翻訳する

From:を宛先: Subject: を件名:にして表示したりします。

フォルダ名の横に未読数を表示する

フォルダビューで、Folder (30)のように未読メッセージの数を表示します。

差出人が自分の場合は'差出人'カラムに宛先を表示する

サマリビューの差出人カラムで、宛先人が現在のアカウント設定と同じ場合、 "--> 宛先"というように表示できます。

水平スクロールバーを有効にする

サマリビューに水平スクロールバーを表示します。

スレッドを展開する

フォルダを開いたときに、 サマリビューでスレッドを展開した状態で表示するかどうかを指定します。

未読メッセージをボールドフォントで表示する

日付の書式

日付の書式を%y/%m/%d(%a) %H:%Mのように指定します。 詳しくはオンラインマニュアルのstrftime(3)を御覧ください。 端末エミュレータ等で、

$ man strftime
のようにすれば読むことができます。

サマリの表示項目を設定...

サマリの表示項目を設定できます。 クリックして、必要なものを選択してOKボタンを押して完了です。

(メッセージ)タブ

ここの項目は表示だけであり、メッセージ本体には影響を与えません。

メッセージの色を有効にする

チェックをオンにして編集ボタンを押すとメッセージの引用の深さに応じた 表示色の設定ができます。

2バイト英数字を1バイト文字で表示する

これも好みの問題ですが、2バイト英数字を1バイト文字で表示することができます。 強制的に変更してしまうので、アスキーアート等はずれてしまう場合があります。 日本語のみに有効です。

メッセージビューの上部にヘッダペインを表示する

メッセージビューの上に主なヘッダを表示します。 現在、表示内容はカスタマイズできません。

メッセージビューに簡略ヘッダを表示する

メッセージビューに簡略ヘッダを表示します。 編集ボタンを押せば表示内容をカスタマイズできます。 "指定されていないヘッダを全て表示"が選択されている場合、 "表示しないヘッダ"に選択されたもの以外が表示され、 選択されていない場合、"表示するヘッダ"に指定されているもののみが表示されます。

行間を空ける

設定したピクセル分行間を空けて表示することが出来ます。

行頭を空ける

行頭を空けて表示することができます。

スクロール/半ページ単位

スペースキー等でのスクロール量を半ページ単位にします。

スムーズスクロール

スペースキー等でのスクロールをスムーズにします。 "間隔"で何ドットずつスクロールするかを決めることができます。 間隔を大きくすれば速くなります。

(個人情報)タブ

GPGMEを有効にしたときのみ表示されます。

(インタフェース)タブ

フォルダに入ったときに最初の未読メッセージを開く

フォルダに入ったときに最初の未読メッセージを開けます。 設定されていない場合、フォルダに入った後Enterキーや中ボタン, 左ボタンクリックで表示を更新する必要がありますが、 フォルダに入ったときに先頭の未読のフラグを消してしまう心配がありません。

新着メールを受信した後受信箱に移動する

選択されていれば、受信時にアカウントの設定で受信箱に指定したフォルダに カーソルが移動します。

メッセージを移動または削除したら即座に実行する

これがオフである場合、移動または削除のアクションをしても すぐには実行されずにそれぞれの"マーク"という形で保持され、 "実行"されたとき実際に実行されます。

受信ダイアログ

受信ダイアログをどのときに表示するか指定します。

ダブルクリックしたときにアドレスを宛先に追加する

メッセージ作成ウィンドウからアドレス帳を呼び、 アドレスをダブルクリックしたときに、 このチェックがオンになっていればアドレスを"宛先"エントリーに追加します。

オフになっているときは通常のアドレス帳と同じく アドレス編集モードに入ります。

キーバインドを設定

好みのキーバインドを選んでOKを押してください。 このマニュアルは標準バインドを選択してあるものとして書かれています。

(その他)タブ

外部ブラウザ

外部ブラウザのコマンドを入力します。 %sはURIで置き換えられます。マニュアル表示やURIダブルクリックで使用されます。 ただし、デフォルトのnetscape -remote 'openURL(%s,raise)'では、 netscapeが最初から起動されている必要があるため、変更をお薦めします。

印刷

印刷に使用するコマンドを選択できます。%sがメッセージのファイルに置き換えられます。 hoge < %s | lprというようにしてフィルタを設定することも可能です。

外部エディタ

外部エディタを選択できます。%sは一時ファイルのファイル名に置き換えられます。

終了時

終了時に確認するを選択すれば、Sylpheedを終了するときに、 本当に終了していいかどうか質問してきます。

終了時にごみ箱を空にするを選択すれば、 終了時にゴミ箱を空にしてくれます。 そのときに空にする前に尋ねるがオンであれば空にするかどうか質問します。


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