SylpheedはSSLによる通信に対応しており、安全な通信を行うことができます。 POP3(SSL/TLSv1)、IMAP4(SSL/TLSv1)、NNTP(SSL)に対応しています。
SSLによる通信では最初にSylpheedに同梱している(またはシステムにインストールされている)証明書を用いてサーバの証明書を検証します。検証に成功した場合はそのまま通信を続行します。証明書が検証できなかった場合は警告ダイアログを出し、ユーザに証明書を受け入れて処理を続行するか、あるいは中断するかを確認します。処理の続行を選択した場合、セッションが終了するまでの間自動的に証明書を受け入れます。
暗号化されていない通常の接続を行います。
最初からサーバとSSLで通信します。「高度な設定 - POP3ポートを指定」がチェックされていない場合は自動的にPOP3/SSL用のポートを使用します。
最初は暗号化されていない通常の接続を行い、途中でSTARTTLS(STLS)コマンドを発行してTLSv1による接続に切り替えます。
暗号化されていない通常の接続を行います。
最初からサーバとSSLで通信します。「高度な設定 - SMTPポートを指定」がチェックされていない場合は自動的にSMTP/SSL用のポートを使用します。
最初は暗号化されていない通常の接続を行い、途中でSTARTTLSコマンドを発行してTLSv1による接続に切り替えます。
通常はSSLの通信に非ブロッキングソケットを使用しますが、問題が発生する場合はオフにしてください。
SylpheedはGnuPGと連携してPGPによる電子書名と暗号化を行うことができます。
電子署名はメッセージの送信者が自分の秘密鍵でメッセージに署名します。受信者は送信者の公開鍵でその署名を検証することで、そのメッセージが本当に本人から送られたものであることが証明できます。
暗号化はメッセージの送信者が受信者の公開鍵でメッセージを暗号化します。暗号化したメッセージは受信者の秘密鍵でのみ復号することができるため、メッセージを盗み見られる可能性がなくなります。
PGPで署名されているメッセージを開いたときに自動的に署名を検証します。
通常はメッセージビュー内に署名の検証結果を表示しますが、ポップアップウィンドウで表示したい場合はこのオプションをチェックします。
秘密鍵のパスフレーズをメモリ上に一時的に記憶することで、パスフレーズの入力を一定時間省略することができます。有効期間を分単位で指定します。0を指定するとセッションが終了するまでパスフレーズを記憶します。
起動時にGnuPGが使用可能かどうかを調べ、インストールされていない、あるいはバージョンが古すぎるなどの理由で利用できない場合に起動時に警告を表示するようにします。
メッセージを作成する際に標準で署名を行うようにします。
メッセージを作成する際に標準で暗号化を行うようにします。
暗号化したメッセージに返信した場合、暗号化を行うようにします。
暗号化にPGP/MIMEではなくASCII包装形式を使用します。この方式は推奨されていません。
署名をPGP/MIMEではなく本文にクリアテキストの形で行います。MIMEやUS-ASCII以外の文字コードと相性が悪いため、推奨されていません。相手のメールソフトがPGP/MIMEに対応していない場合のみ使用してください。
署名を行う場合にGnuPGで標準に指定されている鍵を使用します。
署名を行う場合に自分の電子メールに該当する鍵を使用します。
署名鍵をユーザ名または鍵IDで直接指定します。